かわさき高齢者とペットの問題研究会」は、川崎市内における高齢者とペットの問題への助言・サポートを行っています。
ペットは飼い主の生活に癒しや潤いを与えてくれる家族同様の大切な存在です。しかしその一方で、飼い主の高齢化によりペットの世話が負担になったり、その結果ペットのケアが十分にできなくなるなど、飼い主、ペットの双方の福祉が損なわれてしまう問題が起きています。また、飼い主の入院や死亡により取り残されたペットの処遇が問題となることもあります。
こうした飼い主の高齢化に伴うペットの諸問題に取り組むために、かわさき犬・猫愛護ボランティア（川崎市動物の愛護及び管理に関する条例で定められている、市が推進する適正飼養及び動物愛護の普及啓発に協力するボランティア）の有志を中心に、行政書士、介護福祉の関係者、大学の研究者などが集まり、2015年に「かわさき高齢者とペットの問題研究会」が発足しました。
これまでに、川崎市の地域包括支援センターや動物愛護センター、市役所や各区役所の高齢者福祉、動物愛護行政に関わる部署などと協働して独居・高齢世帯のペット飼育に関するアドバイスを行ってきたほか、高齢者とペット双方の福祉向上に向けた制度改革についての政策提言も行っています。
●主な活動内容●
・独居・高齢世帯のペット飼育に関するアドバイス
・地域包括支援センターとの連携
・行政と協働した活動
・動物福祉に基づいたペットとの暮らしの提言