「仕事に追われまくる仕事」
現役保育士が垣間見た、保護者には言えない話
――保育学校では教えてくれないこと
私の知っている保育士の多くは、新卒で保育士として採用され、保育現場で悪戦苦闘してきた人たちである。
人の命を預かるという重責を背負いながら、保育士たちはギリギリの人員で、到底さばききれない膨大な業務をこなす。
事務仕事や催し物関連の作業、会議や研修も多い。子ども一人一人としっかり向き合いたいと思っていても、そうできないことがある。
――本書には、私の目から見た、そんな保育現場のあれこれを、良いことも悪いことも包み隠さず描いた。すべて私が実際に体験したエピソードである。