近年、高齢化が急速に進行する中で、社会福祉施設等の入所者に対する身体的・心理的虐待等が表面化し、大きな社会問題となっています。本作品は、女優の渡辺美佐子によるひとり芝居(施設職員編・入所者編)を中心に、施設職員の人権意識を高める必要性・手法等に関する専門家へのインタビューや、人権意識を高める取り組みとして実際に施設内で行われた人啓発活動の紹介等「どんな行為が入所者の人権を侵害する行為にあたるのか」という事が自然に理解されるような構成になっており、施設の運営に人権の観点が不可欠である事を強調しています。