本書は、「私」を基点に捉えることで、身近な私たちの暮らしの中で、ごく自然に地域福祉について考え、実践できる斬新な「視座」を提示している。
ルーマンやハーバーマスなどの社会科学の理論を応用した多角的な論考を通じて、「コミュニティ」を「私たちづくり」という観点から再解釈し、住民による福祉活動や各種の専門職による実践をより充実させたり、これから活動してみようとしている人たちを後押しする「実践」のための書であり、地域福祉の新たな地平を切り拓く「理論」書でもある。
「私」と地域の「つながり」を把握しやすくなる一冊。