川崎市社会福祉協議会地域福祉情報バンクが蓄積した情報を、多くの方にご利用いただくとともに、ボランティア団体やサービス提供者から市民の方々へ、自由に情報発信していただく場を提供しています。
日時:H22年7月21日(水)
午後2時~4時
会場:エポックなかはら 大会議室
講師:清水 哲郎氏
東京大学大学院特任教授
臨床倫理学・臨床死生学
【講演概要】
死とは何か、死者の世界とは、宗教ではどう考えているか、人が死に直面した時の希望、尊厳ある死、延命や緩和ケア、死後についてなど、とても平明な語りにより、大変難しいテーマを少しずつ理解する事が出来ました。
特に、高齢者の傾聴をさせていただいている「ネットワーク川崎」のメンバーには有意義なお話でした。
【アンケートより】
来場された177名の101名からアンケートをいただいた。
・これ程「死」について順序だった話は初
めて。大変面白かった。
・死ぬ事、死んでからの事、この命は一回
限りなど、ゆっくり説明されて良かった
・清水講師から直接伺えて、「死」への捉
え方の視点が変わった。
・生命は二つの面で捉えられ、人とはす
なわち物語られる。肉体の死よりも別
れははるかに上位の概念であるとする
説は説得力があった。
・最期まで希望を持って前向きな生き方
が出来たらみんな幸せだと思う。そん
な生き方を少しでも努力したい。
・認知症の母の介護を通して私自身を知
った。「皆に支えてもらって生きてよ
い」それが社会を作る事になるに共感。
・尊厳のある死、人の輪の中にあって、皆
に支えてもらって死を迎えていいのだと
言う言葉が印象に残った。
・私は戦争に行き、人間の尊厳を保てな
い状態に追い詰められたたが、平和で
ある事が望ましい。
・傾聴でお年寄りの人生を聴かせていた
だく事は、その方の人生の物語をつくる
事に参加していると思われ、大変勇気づ
けられた。
・「もう死にたい」と言われる方に、もっ
と皆の世話になって良いんですよと思っ
てもらえるような傾聴をしていきたい。
・哲学の先生なので観念的に感じた、もう
少し具体的な話を聞きたかった。
・現在までの自分の人生(物語)これから
の生き方など考えさせられ、(物語られ
る命)についてわからせてもらえまし
た。etc